2月13日に、新宿区立早稲田小学校の6年生モンゴル国大使館の交流が、早稲田小学校の体育館で行われました。

当日、モンゴル国大使館からツェレンバダラルさんがお越しになりました。ツェレンバダラルさんは日本語がとてもお上手。モンゴル語の挨拶のあとは、ずっと日本語でお話しされていました。

まずは画像を見ながらモンゴルについてお勉強。遊牧民のお話の時には、ゲルのミニチュアも実際に見せてもらいました。
有名なナーダム祭の様子や、モンゴル相撲は、映像を見ながらの説明でした。
独特な雰囲気のお祭りや民族衣装に、モンゴルのイメージが子ども達に伝わっていたようです。

その後のクイズ大会白熱しました。
クイズ王を決定した最後のクイズは、みんな気になるモンゴル相撲に関すること。早稲田小の子ども達は、日本とモンゴルの相撲の違いがばっちり頭に入ったのではないでしょうか。
クイズ王の子ども達には、それぞれモンゴル国大使館から、特別なプレゼントが贈られていました。

休憩をはさんだあとは、ツェレンバダラルさんの小さい頃のお話やモンゴルの子ども達の生活について紹介してくれました。
質問コーナーでは、子ども達からたくさんの手が挙がり、宿題や通信簿の質問、どうやって学校に通うか、などなど。子ども達はモンゴルの子ども達の生活にとても興味があったようです。

さて、次はモンゴルの遊びの体験の時間です。みんなで2種類のモンゴルの遊びを体験しました。
一つは日本の「花いちもんめ」にとてもよく似た「ガガナサン・ギンジーグ・タスラグトゥン」という遊び、もう一つは「シャガイ」という羊のくるぶしを使用した遊びです。
前半と後半のグループに分かれ、「ガガナサン」と「シャガイ」を交互に体験しました。
「ガガナサン」はみんなすぐにゲームを楽しんでいました。
「シャガイ」はというと、そもそも子ども達は羊の骨に触ること自体はじめて。触ってその感触を確かめたり、においを嗅いでみる子もいたりと、みんなそれぞれ手に取っていました。

早稲田小学校の子ども達からのお礼のお返しは、6年生全員による大合奏団の演奏
全国大会で金賞を受賞するほどの実力のあるみなさんだそうで、そのうまさと迫力にツェレンバタラルさんだけでなく、体育館にいた大人達はみんな圧倒! 大きな拍手を浴びていました。

交流の中では、モンゴルが阪神淡路大震災や東日本大震災の時に支援していただいたエピソードも紹介され、子ども達は熱心に聞き入っていました。
これからも両国がより良い関係を保てるよう、早稲田小の子ども達に期待したいですね。

交流イベントを体験した子ども達からのアンケートより

交流イベント終え、様々なアンケートを頂きました。一部を紹介いたします。

  • お互いの国の文化や習慣を理解し合い、何ごとも相手の立場に立ってみてから考えたい
  • 日本の文化とか、いいところ、私の好きなことを紹介したい
  • モンゴルの人と友達になってモンゴルの情報などを聞いて世界に役立てていけたらいいと思う
  • まったく生活が違っていて、遊牧民の小学生は寮生活だと知って、家族と一緒にいられるのはいいことだと思った
  • 日本にもとても大切な文化を大切な伝統として守る行事があることに気づいた
  • ゲルの中に入りたい、弓矢や乗馬をやってみたい
  • もし、モンゴルで災害が起きたらすぐに助けに行きたい・・・等