第９回ＣＭＣ交流イベント

平成２７年１０月７日（水）、品川区立大原小学校の５・６年生と駐日アメリカ合衆国大使館とのＣＭＣ交流イベントが、大原小学校の体育館で行われました。
まず、体育館への階段を登り切った正面に見えてきたのは、お客様のお迎えのために作られた歓迎のボード。とても立派な飾りつけに、大使館の皆さんは大感激。さっそく皆さんは写真を撮っていました。

アメリカ大使館からのお客様は、ビビ・ボイルズさんと、ユリ・アーサーさんという二人の外交官、それに職員の岡本芳子さんに、インターンとしてアメリカ大使館でお仕事をしている池田裕規さんと山口凱之さんの５名のみなさんです。

: 素敵なボード

: ５人のお客様

校長先生のあいさつの後、第一部がスタート。
最初は、インターンの池田さんと山口さんが、パワーポイントの画像を映し出しながらアメリカのことを教えてくれました。アメリカの国旗やお札に描かれている人物、歴史、自然だけではなくて、コミックや映画などの文化から食べ物まで、アメリカのさまざまなことを幅広く教えてもらえましたね。
次に、外交官のユリさんからは、アメリカ大使館のことや、大使館でどんなお仕事をしているかを、日本語で紹介してもらいました。たくさんの日本人が働いているなんて、ビックリだったね。日本人のスタッフがアメリカ大使館を支えていると聞いたとき、みんなはどんな感じがしたかな？

: 大使館のお仕事は？

: ビビさんとユリさん

みんなからの質問タイムでいろいろ話をしてくれたビビさんとユリさんですが、ビビさんが大原小のみんなに「日本の遊びのことをぜひ教えてください、わたしも覚えたいので」と話していました。この一言が第二部のサプライズになろうとは・・。

第一部の最後は、みんなでアメリカに関するクイズに挑戦です。簡単そうで、けっこう難しかったようです。アメリカは、日本でもたくさん知られていると思ったけれど、知らないこともまだまだいっぱいあったんですね。
最後に残ったクイズ王への賞品は、「豆夢（トム）くん」というアメリカ大使館商務部のオリジナルのぬいぐるみでした。黄色くてかわいいぬいぐるみです。

さてさて、休憩をはさんで第二部が始まろうというとき、まったく予定にない、サプライズが、大原小の先生と子供たちから飛び出しました。
先ほどのビビさんのお願いに、大原小の岩下直人君が、大原小を代表して、日本の伝統的な遊びである「けん玉」の技を披露してくれたのです。大使館の人たち、学校のみんな、先生方が見守る中、いろんな技が披露され、大使館の人たちだけでなく、そこにいたみんなも拍手喝采。まったく準備をしていなかったのに、すごかったですね。
ビビさんから「どれくらい練習したらそうなりますか？」との質問に、「１年くらい」と答えた岩下君。ひょっとして、ビビさんはこれからけん玉を練習するかもしれませんね。

: けん玉にみんな拍手！

さて、第二部のプログラムでは、まず最初にアメリカの「バナナグラム」というゲームを体験しました。一つ一つのアルファベットが書かれたコマを、縦横に置いて行って、自分たちだけのクロスワードパズルを作るというものです。そうそう、できたら「バナナ」と叫ぶことも忘れずに。

このゲームは、単語を知らないと難しいのですが、そこは大丈夫。大原小の子供たちには、アメリカ大使館のみなさんという強力な助っ人がいましたから。みんな、新しい単語は覚えられたかな。
このゲームは、アメリカの子供たちでも難しいということで、ユリさんとビビさんは、大原小の子供たちに「Ｇｏｏｄ　ｊｏｂ！！」と言ってほめてくれていました。

: みんな真剣！

: どんな単語ができる？

ゲームが終わったら、さあ、お待ちかね。今度は、大原小の子供たちが、英語で大使館の皆さんに質問するコーナーです。みんな、いろんな質問を事前に準備していたようです。質問するのは、ドキドキだったかもしれないけれど、みんなちゃんと通じていました。それに、子供たちからの質問に、ユリさんとビビさんは熱心に答えてくれていました。また、お話が上手で、笑ったり驚いたり、子供たちもずっと真剣に聞いていました。いろんな違いや共通点が感じられるのは、とてもおもしろいことですね。時間があっという間に過ぎてしまったようでした。

実は、この大原小学校の子供たちは、普段から熱心に英語に取り組んでいるそうです。こうして、お互いを知り合うために、英語を学んでいることをきっとみんな感じてくれたことでしょう。
英語で質問して英語で答えが返ってくるという言葉のキャッチボール。話すスピードが速くて、答えの意味はまだわからなかったけど、子供たちはその英語のリズムを存分に吸収していたようです。