平成27年10月15日(木)に、墨田区立業平小学校の5・6年生と駐日アラブ首長国連邦(UAE)大使館とのCMC交流イベントが、業平小学校の体育館で行われました。東京スカイツリーから一番近い小学校に、世界で一番高いタワー(ブルジュ・ハリファ、828m)のある国からのお客様です。
体育館へ入ってきて、まずびっくり。なんだか不思議なものが飾ってありました。側まで行って見たいけど、とりあえず我慢です。
さて、いよいよ大使館からのゲストの登場です。
真っ白な民族衣装で現れたのは、三等書記官で文化教育担当のサウード・アルテネイジさん。その後を政府派遣生で東京の大学で勉強しているセイフ・タハヌーンさん、同じく政府派遣生のリーム・アルナクビさん、そして大使館の文化教育担当の品川純世さんが続きました。品川さんも鮮やかなブルーの民族衣装を着て登場です。とてもお似合いです。
まず、アラブ首長国連邦を紹介するビデオを観ました。実写とアニメーションからなるもので、見応えもあり映像の美しい、楽しいものでした。
次に、リームさんよりお持ち頂いた、アラブ首長国連邦の特産品や品々の説明を聞きました。お茶を楽しむときに使う道具やラクダやタカの置物、帆船の模型やデーツにつても教えていただきました。
デーツとは「ナツメヤシ」のことで、ドライフルーツにして食べられており、ビタミンやミネラルが豊富で中東では重要な食品として生活に欠かせないそうです。味はとても甘く、食感などは「干し柿」に例えられています。学校にもお土産として、持ってきてくださいました。
衣装の説明を聞いた後は、試着させてもらいました。着付けはアルテネイジ書記官がやってくださいました。こんなチャンスは二度とないよね。
感想は?「偉くなった感じ!」「お金持ちの気分!!」そっか、要するにいい気分になれるってことだね。
女の子達も負けていません。ヘジャブと呼ばれているスカーフを頭に巻きました。色柄が豊富で巻き方のバリエーションも豊かです。
あっという間に変身できて、思わずみんなの顔がにこにこになりました。
第二部は、アラブ首長国連邦クイズ!
答えは二つの中から、1つ選びます。クイズはこんな感じでした。
・国の面積はどちらが大きい? A 日本 B UAE 答え:A
・首都はどっち? A ドバイ B アブダビ 答え:B
結構、難しいよね。正解者の上位の子供達には、大使館からプレゼントがありました。
その後は派遣生のセイフさんとリームさんから写真を観ながら国の説明がありました。
ふたりとも今、大学生として勉強しているのでみんなのお兄さん、お姉さんって感じで説明が面白く、わかりやすかったね。
質問の手も上がりました。
最後はみんなから、「ふるさと」の歌のプレゼント。アラブからのお客様にはどのように聞こえたかな?
給食もいっしょに食べました。この日のメニューは、ゲストが大使館からいらっしゃるので栄養士さんが特別に考えてくださいました。
あえての「和食」のおもてなしです。
文字通りの異文化交流授業でしたね。驚いたこと、不思議なことがたくさんありました。
この業平小5,6年生の中からも、将来セイフさんたちのように日本からの留学生として、海外に飛び出していく人がいるかもしれませんね。
そうなったら、今日の事ぜったい思い出してね。そして日本の紹介、頼みましたよ。